満月の夜の夢


今回は月夜の夢のお話しです🧚‍♀️

暁と若紫の物語

🩵     🩵     🩵

満月の夜、若紫は母親の夢をみました

ハッと目が醒めて、それから何故か
眠れなくなってしまったのです
真夜中1時過ぎ

『暁さんはまだ起きてるかしら?』

若紫は、愛するパートナー 暁に
心の中で呼びかけました

暁はすぐに若紫の心の声を察知したのです

「眠れないの?」
「うん。優しかった頃の母の夢をみて、
目が醒めてしまったの」
「そうか、理想の母親像だからね 
若紫にとって 大切な思い出
無理に今と見比べたり否定する必要は無いよ
優しい笑顔もまた 事実で 
向けられた愛なんだよ」

若紫は暁の言の葉に触れると
後から後から涙が流れました

母親にはもう何も期待せず、
一定の距離を置いたはずなのに

若い頃の、元気で優しい母
今夜、夢で見るまで、そんな母の姿を
忘れたフリをしていた自分に気付きました

若紫の幼少期は、母は過保護で
愛情過多だったのです

神経が細くて、自己肯定感の低い母親
夫への依存心が強くて、娘の若紫にさえ
嫉妬を向ける事も多く
息子である若紫の兄を心から愛していて、
その溺愛ぶりは年々加速していったのです
雨の日も猛暑日も寒い日も仕事、仕事
働き者と褒められる事で
承認欲求を満たしていた母

そんな母親でも、甘えん坊の若紫は、
母になんでも相談して、
母娘関係は概ね良好にみえていました

母が大きく変わったのは
若紫が結婚に失敗して
実家に帰ってからです

過保護な母親は、ネグレクトと呼べる状況に
シフトチェンジしたのだろうか?

若紫は混乱しました

数年後
若紫は、本当の母親は
宇宙のどこかの星にいて、
目の前の母親は、ただ地球での母の役を
しているだけの人なのだと
思うことに決めました

そう思うことが、
若紫の自己防衛だったのかも知れません

「若紫がこの先、良い母親で居る為の
学びと戒めとなるよ
繰り返される悲劇は、打破し人が
成長する為にある!
そして子供らと言う未来は、
絶望や困難を乗り越えれる可能性を知って
勇気を持つ様になるさ」

暁は続けました
「可能性の神獣ユニコーンの様に、ね」
「うん、暁さん ありがとう」

若紫は、もう悲しくはありません
どんなに離れていても
暁は若紫の心の叫びを察知して
どんな遅い時間でも
手を差し伸べてくれる

若紫にとって 暁は『生きる希望』なのです

そのまま、
今度は安心して眠りにつきました
満月の夜、
月詠の大神の御加護を感じながら…

次の日は、爽やかな朝となりました
窓を開けて、
朝日が眩しい青空を見上げます
すると、
見渡す限りの長い長い龍神雲が
空にかかっていたのです

「暁さま、あれからずっとそばに
居てくれたんだね!ありがとう」

龍の架け橋は、早朝のお空から
じっと若紫を見つめてくれました

若紫は とても幸せです
暁が どんな時も
寄り添ってくれるのですから
満月の夜の夢
また暁と若紫が
夢に出て来てくれたのです
それは
とてもとても長い夢でした
また2人の夢をみたら ご報告します🧚‍♀️

龍の巫結恵《ゆめ》🧚‍♀️ 倭魔女耀姫院エミリア

龍の巫 結恵《ゆめ》 倭魔女 耀姫院エミリア ☆霊視 占い ヒーリング ☆シャーマニックハイパートランス スピリチュアルヒプノセラピー ☆各種伝授、講座、神社参拝アテンド 🩵あなたの魂と心が満たされる人生へ お導きいたします スピリチュアルヒプノセラピーティーチャー 少彦名神癒施術師 レイキティーチャー ⛩️古神道〜神魂〜明輝事務局 《サロン:天之美雲☆星の雫》

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